十数年前のPCならそれほど意識する事もなかった
ケース内の空気の流れ。
ファンが無くても支障が無かったですからねぇ…(=゜ω゜)…
空冷ファンが一般的になってきた時も、CPUを冷やす程度で十分でした。
今使用しているPCは購入時のままならそのまま使えたのだけど、やれ「3DCGだ、動画だ、マルチモニターだ!」と要望に応じたほんのちょっとのパワーアップをしただけで、劇的に高熱を発するようになって驚きました。パソコンも限界ギリギリまで性能アップしてきているからなのでしょう…
さて、簡易水冷システム(CWCH50-1)を導入してからというもの、PCは頗る調子が良いのだけど、ケース内の空気の流れ(エアフロー)にスッキリとしないモヤモヤ感が残っていました。

吸気ファンは2箇所(背面ラジエータとケース前面)、
排気ファンも2箇所(電源ファンと蓋上部のファン)で同じ12cmサイズのもの。
回転数はそれぞれ異なるけども、合計した風量にあまり差はないと思っておきます。
(※計算が面倒なだけw)しかし、問題は
ファンの位置にあります。
CPUを冷やすだけの目的は、十二分に果たされていますが、CPU以外のマザーボードや各ドライブユニット、グラフィックボードなど
ケース内部の空気が殆ど循環していないのではないか?ということ。図中に空気の流れを書き込んでみると、それがよく判ります。
ラジエータ部から吸入された空気は、蓋のファンと電源ファンにすぐ吸い込まれますが、ケース前面からの吸気はのんびりとケース内を漂い、挙句に停留してケース内をぐるぐるとゆっくり回転している感じがします。
試しにヒートシンク(放熱フィン)が着けられたICチップを手で触ってみると…
Σヽ(゚Д゚; )ノ あちっ!!!(´ω`) ンー… やっぱりか…
※温度センサーは一部にしかついていません。「もう、この際ラジエータは
排気方向にしてしまおう!」
そう思い立ってから、気分はスッキリ。( ´ー`)ふぅ~
CPUだけに拘らず、総合的なバランスが大切なのだ! …きっと! 多分…
さて、大改造の始まりです。
・ラジエータファンを180°ひっくり返す。
・ラジエータを2つのファンでサンドイッチしてパワーアップ。
・サンドイッチした場合、ケース内に収まらないのでファンの一つはケース外に。
・ケースの吸排気口にある網(穴の集まり)をカットして除去。
・ケース前面の吸気口を新たに設ける。
・前面吸気口にエアフィルターを設ける。
・蓋の排気ファンを下げて、180°ひっくり返し、吸気ファンにする。
・ハードディスクに空冷ファンをつける。
・熱かったICチップに空気の流れを与える。
ケース前面に吸気口新設(左:改造前 右:改造後)

ヽ(´ー`)ノおお! 風通しが良くなった気がする。
めちゃ気持ち良い~♪ ( ´ー`)ふぅ~
ラジエータにはケース内の空気を当てるので、改造前よりCPU温度は上がるはず。
でも、
これでいいのだっ!今までの記録と見比べてみると…

改造前よりマザーボードの温度が低くなっています。( ̄ー+ ̄)狙い通り♪
ハードディスクも空冷ファンをつけたので以前より格段に温度が下がりました。
CPU温度は危惧したほど上がらず(´▽`) ホッ
やっと落ち着いた感じです。
エアフロー(空気の流れ)は大切ですね~。ほんとに。
【今回の苦心作】

銅線で作られたメッシュをアクリル板で作った枠に挟んでいます。
アクリル枠>
メッシュ>
フィルター >
メッシュ>アクリル枠 と、間にエアコン用
エアフィルターなどを挟めるようにしました。木綿のガーゼとかでも良いかも?
これを
手で回せるネジ4本でケースに固定しています。
簡単にフィルター交換ができますね~(ノ´∀`*) (ちょと嬉しいw)